社会主義国家の女性のほうがセックスをより楽しんだ理由④

Why Women Had Better Sex Under Socialism - The New York Timesより

 

1920年代、中央アジアで女性解放運動に自分達の命を捧げた女性がいました。この運動は過去の慣習からの逸脱を面白く思わない地方の有力者達から激しい抵抗にあいました。時にそれは暴力を伴ったものでした。

1930年代、ソ連スターリンはこれまでの女性解放の流れを引き戻す動きに出た。中絶廃止、核家族化の促進である。しかし第二次世界大戦後の深刻な男性労働者の不足によりソ連以外の共産国家は女性解放に繋がる改革の必要性に迫られた。その中には国家による女性の性に関するリサーチも含まれた。東ヨーロッパのほとんどの女性は西側への旅行や検閲されていない新聞を読むことなどできなかった。しかし科学に基づいた社会主義化は彼女達にいくつかの利益をもたらした。

さかのぼること1952年、チェコスロバキアの性研究者は女性のオーガズムに関する研究を開始した。1961年には完全にそれだけのための会議も開かれました。チェコ共和国のMasaryk大学Katerina Liskova教授に話しを伺いました。「会議では女性の快感の主たる要因として男女平等の重要性があげられました。家事や育児の分担がなければ良いセックスなどありえないとの意見もありました。」

ワルシャワ大学人類学准教授Agnieszka Koscianskaさんはこう言います。「1989年以前の性研究者はセックスを単に体感のものと限定せずセックスの快感に社会的、文化的意味付けすることの重要性を強調しました。」「どんなに最高のテクニックがあろうともストレスにまみれ日々の労働に追われ自分の将来を危惧し経済的な不安を抱える女性を快感に導くことはできない。」これがワークライフバランスに対する国家社会主義からの回答でした。