科学的に実証された抗うつ薬以外の有効的なうつ治療法

TIME August 07, 2017号より

うつ病を発症した多くの人達が抗うつ薬無しで落ち着きを取り戻しています。これから述べる療法は鬱の症状を和らげる効果があることが科学的に証明されました。順に見ていきましょう。

 

・運動

最も自然なうつ病の治療法の一つが運動です。運動により特定の神経伝達物質が増加し、その結果気持ちを改善する効果が期待されます。しかし運動を習慣にすることは容易ではないことは理解しています。特にうつ病患者にとっては。「私の経験上、うつ病患者が一番嫌がることは動くことです。」と、The University of Arizona Center for Integrative Medicine 創設者のAndrew Weil博士。「でも驚異的な効果があります。」

 それに無料です。

 

認知行動療法

一種のトークセラピー。まずネガティヴな思考パターンを変えることにフォーカスします。そして問題の対処方法を学び、新しいアプローチ方を見つけるのです。通常セラピーは10〜20セッションで構成されています。抗うつ薬と同様の効果があるとする研究結果も出ています。

 

・行動活性化療法

うつ病患者は外部との接触を断つ傾向がありますが、行動活性化療法は彼らを元の生活に復帰することを目的としています。その一つは生きる目的を与えてくれる何かを発見する手助けをすることです。それは例えば読書や、ボランティア、単に友人と時間を過ごすことかもしれません。そして気持ちの状態に関わらずこれらの活動を促していきます。近ごろLancet誌で掲載された研究結果によると認知行動療法と同様の効果があるとのことです。費用も認知行動療法より手頃です。なぜならそれに比べ行動活性化療法では療法士の訓練が少なくて済むからです。

 

・マインドフルネス

悲しみや恐怖は思考とイメージによって引き起こされます。「悲しみや恐怖に拘泥しそこから抜け出す方法を知らなければ絶望的です。」とWeil博士。あるセラピーはヨガや瞑想を通じて過去や未来ではなく「今」に意識を集中する方法を学びます。JAMA Psychiatry誌はうつ病の再発患者に抗うつ薬よりも効果があったとする研究結果を2016年に掲載しました。